今、どこに住むべきか? 東京一点集中の日本が変わるときが来ているかもしれない。
8月19日に「30代女性の田園回帰」というニュースがでました。子育て世代がどこに住むことを望んでいるのか? を考えさせられるニュースでした。過疎自治体と呼ばれている地域に人が転入しているというニュースです。しかし、すべての過疎自治体に転入が起こっているわけではありません。
住民の転入が転出を上回る人口の社会増を達成したのは、調査した811過疎自治体のうち、1割の71市町村。5%以上の顕著な人口増を達成した自治体は14だった。
という文章からも分かるように、転入が増えている地域とそうでない地域が、明確に分かれているというものです。
場所はもちろんですが、自治体の対応。住んでいる人が受け入れてくれるかどうか? などが問われることになります。
そして、8月27日には、東京圏からの人口流出に当たる「転出超過」となったというニュース。コロナ禍の影響があるかどうかは明確には言えませんが、テレワークが進み、働き方が多様化する今、東京圏に住むことが仕事に必須であることも減ってきているようです。
インターネットによる情報のやり取りが進み、実際に合わないまま仕事が完結することも増えています。以前は東京に居なければ、と思われていた仕事も、今は好きな場所で行うことができるようになってきているようです。
働くことと同じくらいオフタイムをどこでどう過ごすかを考える人も増えている今、住む場所を会社に縛られないことが、これからもっと進んでいくでしょう。
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