SDGs コラム

ドラマ『この恋あたためますか』に登場した“落ちリンゴ”と『鬼滅の刃ディフォルメシール ウエハース』についてのTwitter投稿。

今クール放送されている、コンビニチェーン店を舞台にしたドラマ『この恋あたためますか』。コンビニスイーツの企画をテーマに物語が進んでいます。11月10日放送で、次の企画のテーマになったのが“落ちリンゴ”です。落ちて傷がつき、そのままでは売り物にならなくなってしまったリンゴは廃棄されるしかなかった時代。

しかし、今はそれを買い取り加工して喜ばれる商品に変えて販売することが企業の社会貢献といえます。企業の社会的責任、SDGs、企業が環境に向き合うことはとても多いです。コンビニやスーパーなどの食品小売店に関して言えば、来月に迫ったクリスマスのケーキや2月の節分の恵方巻。これは、“食品ロス”の際たるものです。
 

売り切れを恐れ、過剰に生産する流れはいつ変わるのでしょうか? 売り切れを避けたい気持ちはわかります。特に、コンビニはコンビニエンスな場所。いつでも欲しいものが購入できることがウリですから、“売り切れました”という状態は極力さけたいことも分かります。便利に慣れてしまった私たちの欲望ともいえるのではないでしょうか? こう考えると、食品ロスを作っているのは、私たち消費者なのかもしれないと思います。おそらく昔(私が子供の頃として、40年以上前)は、売り切れは当たり前だった気がします。売り切れに慣れていたような気がします。
 

しかし、今は個数限定のものには朝早くから並ぶ人が現れます。行列はコロナ禍の今、避けたい現実。食品を作りすぎず、行列を作らない方法はないものか? このパラドックスな状態は、最近の流れのようです。11月16日に、千葉県柏市でプレミアム商品券を購入希望の人が約400名集まり“人が殺到し、「密」な状態が生じたことなどから、急きょ、販売中止となってしまった”というニュースが出ています。販売される予定だったものは、“3,000円分を2,000円で買える商品券”とのこと。損はしたくない心理です。食品に限らず、話題になりそうなものの販売の方法と購入の衝動に対応する企業や自治体の想像力が問われるところです。
 

話が逸れましたが、テレビドラマで“落ちリンゴ”を使ってコンビニスイーツを企画するというのは、ドラマを見る人に自然に入ってくるSDGs情報です。
敢えて勉強しなくても、知ることができる、解決方法のひとつが分かることはとても貴重なことだと思います。特に、若い世代が見るドラマやそれに類するものなどで、企業が行うSDGsや、個人が向き合うSDGsについて、具体的な例が取り上げられるのは今後必要な気がします。敢えて、SDGsという言葉を使わない啓蒙です。
 

繰り返し書いていますが、SDGsという言葉が大きすぎて、遠いもの、難しいものと考えがちですが、目の前にもできることはたくさんあります。
私自身にも言えることですが、スーパーでは、消費期限や賞味期限が近いものが手前においてありますが、どうしても奥から取る習慣がついている自分。すぐに食べるものであれば手前のものを買うことで、食品ロスは減ります。もちろん、少し先に食べる予定のものは日付を見て選ぶのは必要ですが。実際、今は賞味期限を過ぎた商品を扱うスーパーも登場しています。これについては改めて書かせていただきますね。
 

そして、最後に『鬼滅の刃』がブーム過ぎて起きていることとして、Twitterに投稿された、バンダイが販売している『鬼滅の刃ディフォルメシール ウエハース』のシールだけを抜き取って、ウエハースを購入したコンビニ店のごみ箱に捨てたというニュース。食品に対する意識の低さを感じざるを得ません。シールがランダムで入っているから起きていることですが、ランダムでいれるのは昔からあること。欲しいものだけほしい。ウエハースはいらない。それは食品に対して、この上なく失礼なことだと感じています。
 


伊藤 緑

伊藤 緑SDGsナビ公式ライター

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フリーランスライターと並行して、企業や個人の広報コンサルや広報担当者の育成を行う。2012年より女性コミュニティプロデュースも開始。日本一優しいSDGsの情報発信を目指している。趣味は神社巡り。