新型コロナウイルスで封鎖されたパリのシェフが医療従事者へお弁当を提供

パリで行われるフードロス

まさに「12.つくる責任 つかう責任」のニュース。3月中旬から不要不急の外出を禁止し、封鎖されているパリではレストランが休業になっています。

そこで、行われているのが、
卸売市場
休業中のシェフ
宅配業者
の3社のボランティアによる医療従事者へのお弁当の提供です。

卸売市場は出荷先がなくなり在庫を抱えています。まさに食品ロスです。そして、休業中のシェフは手が空いています。そこに、政府からの従業員給与の8割補償されることが決まり、気持ちの余裕があるからできることだと、言います。そして、宅配業者の力を借りて病院へ届けます。

今の状態など想像できず、作られていた食材。そのままでは食べることはできません。シェフの力が加わり、今、一番命をはってくださっている方々へ届ける。この流れは、まさに、SDGsではないでしょうか?

4月7日に日本でも7都府県に緊急非常事態が発令され、4月16日に「緊急事態宣言」の対象地域を全国に拡大しました。4月7日の時点では、封鎖にはならないことで決断できない人が増えているように思えます。4月16日に全国に拡大されたことで、一歩進んだのかもしれません。ここでは、経営者の資質が問われるときです。変わらず電車で出勤する多くの人がいると聞くと心が痛みます。どれだけの不安を抱えて毎日を過ごしているのか、と。

2019年は、#Kutto や #眼鏡禁止 など選択肢を増やすことが多く語られました。しかし、今は選択肢を増やすという生易しい時期ではありません。政府が決断した方が安心する人もいるのではないでしょうか? もちろん、すべての人がそうであるわけではありませんが。

組織で働く人は、解雇を恐れ出勤を続ける人がいる。これは、「3.すべての人に健康と福祉を」に反するように思います。終息が見えない今は、まさに持続可能な方法を早急に作ることが必要。

パリでのこの活動は、フランス政府が早いタイミングで具体的な補償を出したこときっかけのようです。

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