コロナ禍で出社自粛が続くなか、ハンコ=印鑑を押すための出社(ハンコ問題・ハンコの壁)が問題になっています。GMOインターネットグループの熊谷正寿グループ代表が4月17日に「印鑑を廃止」を決定したことがニュースになりましたが、他の企業が急に印鑑を廃止するのは難しいことです。契約や請求書、これまでのやり方はなかなか変えられないものだからです。それも、テレワークの状態で。企業体が大きければ動きづらい面もあるでしょう。
しかし、専用アプリや専用ツールがあれば、安心して使うことができるかもしれません。名刺アプリが登場したとき、すぐに使った方もいると思いますが、私はしばらく様子を見ていました。名刺=アナログ。それがデジタルで? という思いがあったからです。しかし、今はとても便利に使っています。
これから、コロナ禍で変わらなければならないことがたくさん出てきます。これまでのやり方に固執するあまり、出遅れることがあるかもしれません。ハンコ文化といわれる日本。今は出社しないことが一番大切なことです。出社するのは人の命に係わることだから。今年のGWは、ステイホーム週間になりました。オンラインでできることがこれからも増えていくと思います。また、郵送すればいい、という方もいらっしゃるかもしれませんが、郵送にはそれを運ぶ人が外に出ることになります。その面もオンラインでやり取りできれば、状況は改善するかもしれません。
Sansan創業者の寺田親弘社長は「オンライン請求書受け取り」Bill Oneの開発は、1年半から行われているといいます。今後のハンコ文化に一石を投じることになる可能性があります。
これはペーパーレスによる、ゴミの削減にもなりますが、
8.働きがいも経済成長も 印鑑のために出社を余儀なくされている方に、自宅で仕事ができるツールになるかもしれません。開始は、5月11日です。
※ハンコ=印鑑 と書きましたが、印鑑は印であり、印章が正しい言葉です。
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