千葉県の神田外語大学にて金沢工業大学が主催する
第2回ジャパンSDGsサミットが開催されました。
1日目概要
第1回・第2回ジャパンSDGsアワード受賞団の取り組みの発展や、団体間のパートナーシップの進展を共有。
SDGsビジネスアワード受賞企業やSDGs未来都市選定自治体を始め、今後SDGsへの取り組みを加速させる組織の発展可能性についても探ります。
2日目概要
学生が中心となるユースサミット。
全国から集まった学生が、SDGs先進団体とともに、若者視点から2030年の在りたい未来を描き出し、その実現に向けた取り組みの第一歩を宣言します。
今回訪れたのは「学生が主役となるユースサミット 」というテーマの2日目。
会場で行われていたそのなかでも3つのグループワークを中心にご紹介します。
「小学生向けクロスワークショップ」
今回は会議での議論を、絵や図などのグラフィックにして記録するグラフィックレコードという方法を使って開催されていました。
まずはほとんど絵を描いたことがない、または絵が苦手な人でも絵を描きやすいように楽しくわかりやすく練習。
そのあと「2045年の学校での理想のワンシーンを想像しよう!」
というテーマで議論しながら絵を描いていきました。
小学生ならではの柔軟な発想でとても素敵な理想の未来を描いていました。
「平等・不平等ゲーム」
誰一人取り残さない世界の実現という大きな目標があるSDGs。
共感・当事者意識で考えるというこのワークショップのテーマ。
今回は視覚障害者の疑似体験として目隠しをして風船をキャッチしてみるという試み。
そこから見える問題や新たな誰も気づいていないゲームを考えてみようというなかなか興味深いワークショップ。体験をしたからこそ斬新なゲームが色々と生まれていました。
「人生設計ゲーム」
2100年までの出来事を予想して年表にしているNRI未来年表を元に、未来のある時点に目標を設定。
そこから振り返えり、今からどんなキャリアを描いていくのかという「バックキャスティング」という方法を使ったワークショップ。
未来から逆算するという新しい方法で今までとは違った視点で描かれたそれぞれの未来を発表していてとても見応えがあるワークショップでした。
3つのワークショップが終わり、最後のエンディング。
アクション宣言
場所を移動してそれぞれのワークショップをした人たちが舞台に上がり
今回のワークショップの成果を発表。
ちょっと不安気味の学生もいざマイクを握ると大人顔負けのアイディアの発表。
拍手喝采を浴びながらサミットは大成功で終わりました。
ワークショップの他にもSDGsを取り入れた企業の商品やサービスも展示されていました。
- SDgsについてのオンラインビジネスをしているための企業
- モノづくりを通して、社会問題や課題解決をおこなう企業
今回のイベントを終えて
ユースサミットということで次世代を担う学生が主役だった今回のイベント。
これからの未来について考えていくワークショップが中心でした。
この先今よりも激動の時代を送ることになるかもしれない今の子供達。
想像もつかない将来をただただ考えさせるのではなく、言葉では表現が難しい事は絵で表現をしたり、
体験型ゲームを交えたり、予想の年表を使って逆算をすると今何するべきかが見えてくる。
そのような様々な工夫を凝らした教え方をしていたのが印象的でした。
子供達も時には笑顔で、時には真剣にワークをこなし、一生懸命それぞれの課題に取り組んでいました。
その後、大人数の前で舞台に上がり、始まる前に少しシャイだった子供達が立派に発表していたのを見ていると、
とても誇らしく感じました。
ー日本の子供達がSDGsをきっかけに世界を変えるー
そんな時が来ることを期待出来るそんなイベントでした。