SDGs GOAL 17 GUIDE

資金、技術、貿易、データ、人材を持ち寄り、国・自治体・企業・市民・研究機関が対等に協働して17目標を実行するための目標です。

目標17は「仲良く協力する」という精神論ではありません。税収と開発資金、債務、技術移転、通信、国際貿易、政策の一貫性、複数主体の連携、統計データという実施手段を定めています。ほかの16目標を動かすエンジンであり、資源と意思決定を公平に分かち合うことが中心です。

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パートナーシップで目標を達成しようPARTNERSHIPS FOR THE GOALS

地域地図と模型を囲み協働プロジェクトを計画する多様な関係者
目標17を身近な現場から考えるイメージ。SDGs NAVI編集部制作

UNDERSTAND THE GOAL

目標17を理解する3つの基本

01

目指す期限

2030年までに、世界のすべての国がそれぞれの状況に応じて取り組みます。

02

具体的な約束

19のターゲットで、目標を政策と行動へ落とし込みます。

03

大切な原則

平均だけでなく、最も取り残されている人や地域の改善を確かめます。

TARGETS, IN PLAIN LANGUAGE

ターゲットをやさしく読み解く

ターゲットは達成方法を具体化した約束です。番号ごとの原文を丸暗記するより、何を変えようとしているかをつかむと理解しやすくなります。

TARGET 17.1〜17.5

資金:税収、ODA、民間資金、債務を整える

国内資源を動員し、先進国の政府開発援助の約束、多様な資金、債務の持続可能性、途上国への投資促進を進めます。

TARGET 17.6〜17.8

技術:知識を共有しデジタル格差を縮める

南北・南南・三角協力を通じ、科学技術とイノベーション、環境技術、情報通信技術へのアクセスを広げます。

TARGET 17.9〜17.12

能力と貿易:自ら実行できる力と公正な市場をつくる

途上国の計画・実施能力を支援し、公正で開かれた多角的貿易、輸出拡大、後発開発途上国への市場アクセスを進めます。

TARGET 17.13〜17.17

制度と連携:政策の一貫性と対等な協働を実現する

世界経済の安定、各国の政策余地、持続可能性に一貫した政策、知識・資金を動員する官民市民のパートナーシップを強化します。

TARGET 17.18・17.19

データ:取り残されている人を見えるようにする

所得、性別、年齢、人種、民族、移住、障害、地域などで分解した高品質なデータと、GDPを補完する進捗指標を整えます。

KEY PERSPECTIVES

見落としたくない重要な視点

目的と責任を先に決める

「連携すること」を成果にせず、誰の課題を、いつまでに、何で測り、誰が責任を持つかを合意します。

力関係を対等にする

資金を出す側や専門家だけで決めず、地域・当事者の知識、時間、意思決定権へ正当な対価を用意します。

データを改善に使う

集めて公表するだけでなく、属性別の差、意図しない影響、当事者の声を見て計画を修正します。

目標は相互につながっています。一つの対策が別の目標へ良い影響・悪い影響を与えないかを確認し、同時解決を探すことがSDGsの実践です。

FROM A JAPAN PERSPECTIVE

日本で考えるべきポイント

SDGsは開発途上国だけの目標ではありません。日本の制度、地域、企業活動、毎日の暮らしにも改善すべき課題があります。

縦割りを越える地域連携

福祉、教育、環境、産業、防災を別々にせず、共通の地域課題と成果指標で予算・人材を組み合わせます。

国際協力と国内課題をつなぐ

途上国支援を一方向の援助にせず、日本も共通課題を学び、技術と制度を相互に改善する協力へ進めます。

信頼できるデータ

平均値だけでなく地域・属性別に状況を把握し、個人情報を守りながら政策と企業活動の改善へ使います。

TAKE ACTION

今日からできること

小さな行動を単発で終わらせず、周囲と共有し、仕組みの変化へつなげると効果が大きくなります。

暮らしで

  • 関心のある活動で、自分が提供できる時間・技能・つながりを明確にする
  • 当事者の声を代弁せず、本人が参加できる場を支える
  • 寄付や購入の成果報告を確認し長期的な関係を選ぶ

学校・地域で

  • 行政、学校、企業、NPO、住民で共通の課題地図をつくる
  • 役割、費用、データ、知的財産、終了条件を最初に合意する
  • 成果だけでなく失敗と学びも共有し次の計画へ反映する

企業で

  • 本業の資源と専門性を社会課題のKPIへ結びつける
  • 取引先、競合、自治体、研究機関、当事者と長期の協働を設計する
  • 資金提供だけで支配せず、意思決定と成果を公平に共有する

FAQ

よくある質問

Qパートナーが多いほど良いのですか?
A

数ではなく、必要な役割がそろい、当事者が参加し、責任と成果が明確であることが重要です。

Q企業の協賛もパートナーシップですか?
A

協賛も一形態ですが、資金だけでなく意思決定、専門性、リスク、成果を共有するとより実質的です。

Qデータがない時は何もできませんか?
A

仮説を置いて小さく始め、当事者の定性的な声と必要最小限のデータを集め、透明に改善できます。

SOURCES & EDITORIAL NOTE

出典・さらに詳しく調べる

ターゲットの整理と世界の状況は、国連および日本政府の一次資料を基に、SDGs NAVI編集部が一般向けに要約・再構成しています。統計は公表時点や推計方法によって更新されるため、最新値は各出典をご確認ください。

最終内容確認:2026年8月20日