「水の週間」に合わせ、噴水の循環水を利用した打ち水が行われました。計測では、場所により地表温度が36.0℃から34.6℃へ、41.2℃から36.0℃へ低下し、水の再利用と暑さ対策を同時に体験する機会となりました。
今回のポイント
- 一度使った噴水の水を循環利用し、飲用水の追加使用を抑制
- 打ち水後、計測地点で1.4℃と5.2℃の地表温度低下を確認
- 水循環や気候変動への関心を、体験を通じて伝える
SDGsの視点
打ち水は、水が蒸発するときに周囲の熱を奪う仕組みを利用します。ただし、貴重な水道水を大量に使えば本末転倒です。雨水、風呂の残り湯、施設内の循環水など、用途に応じた再利用と組み合わせることがポイントです。
効果は日射や湿度、地面の素材によって変わるため、木陰づくりや遮熱、風の通り道など他の暑さ対策と併用する必要があります。
暮らし・社会との接点
家庭では、朝夕の比較的涼しい時間に、ためた雨水を玄関先へまく方法があります。熱中症を防ぐ主な対策は冷房や水分補給ですが、水を循環させる小さな工夫は、気候と水のつながりを考えるきっかけになります。
これから注目したいこと
打ち水の計測を単発の体験で終わらせず、緑化や遮熱舗装などと組み合わせ、場所ごとの効果を継続的に確かめる取り組みへの発展が期待されます。使用した水の量や由来も示すことで、暑さ対策と水資源保全を同じ指標で考えやすくなります。
