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資源循環・植物・半導体から脱炭素へ。JSTが挑戦的研究5件を採択

JSTのALCA-Nextが2026年度の新規研究5件を決定。資源循環1件、グリーンバイオ2件、半導体2件の研究を通じ、カーボンニュートラルにつながる技術の転換を目指します。

資源循環、植物、半導体を研究する共同ラボのイメージ

科学技術振興機構(JST)は、先端的カーボンニュートラル技術開発「ALCA-Next」の2026年度新規研究開発課題を決定しました。119件の応募から、資源循環1件、グリーンバイオテクノロジー2件、半導体2件の計5件が採択されています。

今回のポイント

  • 3月10日から5月7日までに119件の研究提案を受け付けた
  • 資源循環1件、グリーンバイオテクノロジー2件、半導体2件を採択
  • カーボンニュートラルへの出口を見据えた、挑戦的な技術創出を目指す

SDGsの視点

脱炭素には、発電方法を変えるだけでなく、資源を少ない負荷で循環させる技術、植物の力を生かす技術、電力を効率よく制御する半導体など、複数分野の進歩が必要です。ALCA-Nextは、既存技術の小さな改善にとどまらず、将来の仕組みを変える可能性のある研究を育てるプログラムです。

ただし、研究の新しさと社会への効果は同じではありません。実験で得られた性能を、資源量、製造工程、安全性、コスト、他の環境影響と照らして検証し、カーボンニュートラルへの貢献を定量的に示すことが求められます。

暮らし・社会との接点

私たちが使う食品、素材、電子機器の背景には、基礎研究から製造、回収まで長い技術の連鎖があります。研究費が何に使われ、どの段階で成果を判断するのかが公開されることは、社会が技術の方向を考える材料になります。

企業や自治体には、成果が生まれてから導入先を探すのではなく、研究初期から現場の課題や回収の仕組みを共有し、実証に参加する役割があります。異なる分野をつなぐこと自体が目標17のパートナーシップです。

これから注目したいこと

今後は各課題の具体的な研究目標と中間評価を確認し、5件がどのような性能指標と温室効果ガス削減の道筋を示すかを追う必要があります。研究成果の論文数だけでなく、実証、知財、標準化、社会との対話まで含めた進展に注目です。