食品工場や産地では、品質に問題がなくても、形や加工工程の都合で活用されない食材が生まれます。ASTRA FOOD PLANは、こうした「かくれフードロス」を発掘し、乾燥・粉末化して商品原料へつなぐ支援を始めました。
今回のポイント
- 事業系の未利用食材など、見えにくい食品資源を約2,000万トンと試算
- 200種類以上の未利用素材の知見を生かし、用途開発まで支援
- 短時間の乾燥・殺菌技術により、風味を生かした粉末原料への転換を目指す
SDGsの視点
食品を資源として使い切るには、廃棄物になってから処理するのではなく、発生する工程で品質や量を把握し、食べられる原料として扱うことが重要です。一方で、加工に使うエネルギーや輸送、需要の有無まで考えなければ、別の負担を増やす可能性もあります。
そのため、発生地に近い場所で処理し、継続して使う商品と結びつける一気通貫の設計が鍵になります。
暮らし・社会との接点
野菜の皮や果実の搾りかすが、菓子や調味料の材料になる例は増えています。消費者が背景を知り、味や価格も含めて選ぶことが市場を育てます。「余りもの」ではなく、まだ価値が引き出されていない食材として見る発想が循環を広げます。
これから注目したいこと
未利用食材の発生量、加工に必要なエネルギー、販売先までを一体で示せるかが鍵です。アップサイクル後の商品が継続的に選ばれる仕組みに注目します。
